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3、タブー。


たとえば、太平洋戦争がそうであった。大東亜戦争などという、狭く閉じた思考と行動のパターンの中でしか、なにごとも成し得なかったのである。従ってまた、敗北をはじめから運命づけられた戦争だったとも言えるのである。

人間は、自分に与えられた、そして、生きているこの現実のなかでしか、物事を考えたり、行為するといったことが出来ないのである。この範囲の中でしか生きられないように出来ているのである。

それ以外の生き方というのができないように創造され、設定され、そして事前に条件づけられているのである。それしか知らず、出来ず、気づかず、そしてまたそれは、許されないことなのである。

人間の感覚や感じ方がそうなのである。それ以外のことが出来ないように出来ているのであ。それはオキテでありタブーなのである。そうした制約され条件づけられた世界を生きている。

戻る。                        続く。


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