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1、主観。

主観的というのは、自分だけの閉じた世界から現実を見ている。だから、自分の都合でしか、世の中というのが見えて来ないのである。だからこれを「わがまま」とか、自分勝手とか、独善などとも言われている。

なぜなら、そうした考えを成り立たせているのは、自分だけの閉じた世界の制約だけだからである。だからまた、他人や社会に対して自分勝手な理解しか出来ないのである。それ以外のことを知りようもなければ、知る必要もなく、知ることが出来る立場にないのである。

より正確に言いうと、それは人間の存在の仕方を反映したものなのである。例えば中世には中世、近代には近代としての価値観と生き方というのがあって、現在から見ると閉じていて制限だらけの、そのような時代の精神を反映しているのである。


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