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1、眉間。

眉(まゆ)と眉との間。額の中央。

顔正面のすべての感覚器官、目・耳・鼻・クチなどといったもの、またそれに伴う、眉間やコメカミ、額、口元、あるいはまた、アゴといった骨格と、それを支える筋肉、さらにそれら身体内部の神経の働きや生理の相互作用、血流や呼吸、心拍やホルモンのバランスといったもの・・・。

そうしたことのすべてが、何かしらの意図された目的、あるいは無意識のターゲット(標的)としての、それへと向かい、方向づけられ、集中される。そしてこの場合のターゲットは、視線の先の相手であって、そのターゲットに向かって自分の身体組織のすべてが再配置され、整えられ、統制されるのである。

つまり、これが表情であり、姿勢であり、そして仕草や言葉の言い草なのである。また、それは相手に対してなのであって、空間的にはその視線の向かうところ、その先にあるもののことであって、従ってこれを顔の表面で見ると、その視線の先は、顔表面の両目の間であって、この両目を底辺とする三角形の頂点、すなわち、眉間方向に向かって何もかもが統べられる。この眉間の先が、すべての生理と神経作用、および筋肉のシワと動きが交差する中心となっているのである。


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