――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)<concept(概念)<ルネサンスへ<2013-0211-B 近所の展覧会での感想文
△△△展の出展者様へ。 絵画を見ていて、気になりましたのでメモしました。 × × 特に印象深く感じたのは、 展示の最初の方にあった、 「野辺の中の素足」が大写しに描かれた絵画でした。 まず気になったのは、その素足と周りの野辺(風景)との、 コントラストの異様な強さでありました。 たぶんそれが僕を引きつけたのだと思います。 例えば、現実をそのままコピーする写真では、 決してそのようなコントラストは得られないと思うのです。 それは写真を表示する印刷用紙とかディスプレイの、 テカテカ・のっぺりした表面に問題があるのかも知れません。 事実、絵画というものが、 実際に見るのと、写真とでは、 全く違うものとして見えます。 だから、展示会で見たその「素足の明るさ・眩しさ」といったものが、 特に異様なものとして映ったのかも知れません。 それは、もしかすると、 ピンクの素足の明るさと、 その周りの野辺の暗さに基づくのかも知れないし、 色彩としてのピンク色と、その対極(補色)にある、 野辺の緑の色がそう感じさせたのかもしれません。 でも、実はそうではありません。 原因はもっと心理的で、その場面での精神の状態に大きく依存しています。 それが現実をコピーする写真と、 自らの記憶でもって、現実を再現して行く絵画との違いだと思うのです。 |