――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)concept(概念)ルネサンスへ2013-1224-1    市 ウッディタウン市民センターにて。



「陽だまり」−1、うたた寝。



ウッディ市民センター、南面ソファー。

なんと気持ちのよいことか。
目を閉じると、マブしくていられない。
目の中に、白とグレーの、マダラ模様が見える。
暖かく、少し優しげで、何か張りつめてもいる。
冬の、朝の光の、陽だまりの中だ。


ほんの、2時間前まで、
ひえびえピューピューだったのに。凍っていた、
周りの地面や空気までが暖められている。
この冬の陽光。
雲の切れ目からあふれて来て、
差し込んでくる太陽の光。陽だまり。
ひなたぼっこだ。ナント、シアワセ。

少し張りつめた、感じがするのは、
冬の外気が、冷たく乾燥していて、
肌に突き刺すからだ。
冷たい何かに、せかされ、追い立てられて、
心の中までさみしく、ひもじくなってくる。

冷たい何かに迫られて、寒くつらいのであるが、
それが、日の当たる部分だけが暖かく、
そしてそれが、カラダの中にまで、
入りこんで来る感じなのだ。

これは、何かの祈りみたいなものだ。
それとも、ずっとカラダの中で眠っていて、
忘れていた何かの、あこがれが、
ほのかに開いてくる思いである。そうだ。
何かを望み、願い、そして仰(あお)ぎ見るような、
そうした、冬の日の暖かさなのである。





市民センターフロアーから、外を見る。
冬の陽の暖かさが気持ちよい。




光は願いであり、祈りであり、憧れである。


 戻る。                続く。



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