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index(索引)concept(概念)ルネサンスへ2013-1228-2   市



消えた私  2、特徴。



自分の運命といったものが、
自分で決められずに、他人によって決められる。
天下りがそうだし、コネがそうだし、談合がそうだ。
自分の精神と肉体といったものが、
見知らぬ他人によって、支配され動かされている。
そうした奴隷精神。自己放棄と他人依存。
権威に対する隷属に喜びを感じる精神。

しかし、こうした状態は、
何も変わったことでも、珍しいことでもない。
かつての共産諸国がそうだったし、
戦時中の大日本帝国がそうだった。
いまでも、隣の「△△様の国」がそうだ。

現在の日本だって、
少し見方を変えて見れば、似たようなものだ。
「権威に対する盲目的従順性と集団的協調性」
といったものは、日本の御家芸であって、
日本社会の際立つ特質、特徴といったものである。
自分自身というものを、
見失っているのではないだろうか?

自分で見失ったのだから、
自分で見つけるしかない。
もともと自分のものだし、
自分で絞め殺して、生き埋めにしたのだから、
その場所で、つまり、
自分の心の中で探すしかない。

 
 戻る。                続く。



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