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2、当惑。


不意の予期せぬ事態におどろき、ためらい、当惑しているのである。何かに気づいたのだ。思いも知らないもの、あり得ないこと、あるはずのないもの。そして、そうした未知のものに恐れ、おどろき、おののいている。

そうした何かに突然、遭遇したのである。だから、驚きと共に、空気が息のかたまりとなって、一瞬、「あっ」という驚きの声と共に、ノドの奧から跳び出てきているのである。

そして同時に、身体は緊張している。思いもよらない不意の事態に対処すべく、瞬間的に空気を吐き出すとともに、息を止めて、全神経を集中させ、身体の筋肉を緊張させて、いつでも瞬時に身をかわして逃げれるように、無意識に身構えている。



戻る。                     続く。


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