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自分の肉体、そしてそのすがたカタチが変わらない以上、そしてまた、このような肉体に自分が条件づけられ制約されている以上、本人自身の存在の可能性といったものも、当然に限られている。 そしてこの変化の可能性といったもの、許容される変化の範囲といったものが「慣れ」なのである。適応とも言われている。自分自身は何も変わらないのに、その現実の生き方、営まれ方、かかわり方が変わって行くということである。 そしてこれが慣れの限界なのであり、慣れにとって出来ることのすべてなのである。そしてこの限界は二方向から定められる。一つは、生物の遺伝によるもの。もう一つは、本人を取り囲む生態系のバランスである。他の言い方で表現すると、個性と環境によって定められる。 |
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