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だからそれは、いずれにしても、どこかで思考が絡んでいて、そして思考が作用していて、思考がそれを生み出しているのである。 また、それは生理の作用と言っても、生理とは別の、生理自身の思考の作用なのである。だからまた、本来の思考が持つ論理性などなく、行き当たりばったりの支離滅裂で脈絡のない、意味不明の夢の中や、あるいは真昼の幻覚や錯覚として現れてきているのである。 これは本来の生理が持つ通常の営みとは別の世界なのである。とは言っても、それはこのような生理が持つ、通常の営みからの必然的な副産物なのである。自分の中で、それを何かに関連づけようとしているのである。肉体の営みが、それを自分に要求しているのである。 |