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6、信号。


たとえば、その信号化された刺激の羅列・順序・組合わせ・配列。また、その直接・間接の随伴物、あるいはまた、偶然の連鎖によって纏(まと)わりついてきた全く無関係なもの。そうしたことが無限に連鎖して出来がった、全体としてのリズムとそのアンサンブルが、何かしら「情緒」として感じられているのである。

しかし、このような無限の多種多様な情緒といったものを、いったいどのように表現し、また、理解し、認識するのか。それがすなわち、「信号化」しているのである。印象と象徴と、そしてそれがもたらすサインと暗示の世界が、それなのである。

それが本来持っていた、あるいはそれが形成された、本来の理由や目的が捨てられ、または失われ、切り離されて、そうして記号化された刺激の信号だけで身体といったものが、そしてその生理の作用と機能が営まれているのである。

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2019-0307-0313