index< 日誌 s設定 <  23c-20遺伝と適応1 「特定と確定」p10

2、確定。



しかしこの「特定」とは対照的に、「確定」というのは、現実に存在するもののことである。それしかなく、それ以外になく、それだけが唯一無二のことである。観念的でも論理的でもなく、そんなこととは無関係に現実にあるもののことである。

思考ではなく、事実のことを言っているのである。それが現実にあって、それでしかないもののことである。現に、現実に存在するもののことである。そしてこれを、「確定する」というのである。

言わば、「特定」とは、限りなく絞り込んでゆく範囲のことであって、「確定」とは、特定して定められ、最終的に決定した事実のことを言っているのである。特定が観念的であるに対して、確定は現実的なのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329