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3、異次元。


そうだとすると、まるで捉えどころのない、雲模様をカタチとして捉えるような具合となる。だから難しいのである。法則や規則、整合性と言ったものが全くないか、それとも、それ自体が全く次元の違う異質なものを表現しているのである。

規則そのものが、これまでとは全く次元の異なる秩序を要求しているのである。簡単に言うと、グラフィックで言うところの、ドローとベクターの違いである。無限の点の集合体で表される「ビットマップ画像」と、起始点と屈曲点のみでもってそれを表現するベクターとの違いである。

言い換えると、個々バラバラでとらえどころのない衝動と芸術の世界がドローの模様であり、論理的で首尾一貫した合理性の世界がベクターである。

戻る。             続く。

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2019-0402-0404