index< 日誌 < c信じるもの< 19-77「自分たちX」p13-


1、まねる。


それはいまだ自分というのが、自分ととして意識される前の自意識であって、自意識というのが、自分のなかで自覚されることのない自意識である。それが自分のなかで、自分であると意識されたり自覚されたりすることのない、そうした自意識である。

つまり、それは直接的であり、主観的なのであって、自分を客観的に見ているのではないのである。または、客観的に見ることが出来ない、そうした世界を生きているのである。もしかすると、それ以前に主体も客体もないそうした状態なのである。自分というのが他人と区別される以前の状態である。

自分というのが、無意識の生理的・情緒的な直感の雰囲気の中に求められる。そうした恣意的で思いつきと思い込みだけの世界である。何ひとつ確かなことがなく、また定まったものもない、そうした世界なのである。

履歴へ                  続く。

index < 日誌 index< 日誌 < c信じるもの19-77「自分たちX」p13-

l