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12、抵抗。


すなわち、これが「種」としての同一性なのである。他の言い方をすると、このような同一性を離れたところに、自己の精神は存在しないということなのである。あるいは、このような同一性のことを、自己のタマシイと言っているのである。

また、このような同一性を離れたところに自分自身というもの、自分の意味や存在といったものはあり得ないのであって、それはまた、自分が自分でなくなるということなのである。

だからまた、激しい憤りと敵愾心でもって、餓死や種の絶滅をものともせずに、それに抵抗するのである。



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