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5、喪失。


しかしまた、自分に替わる者が見つかってはならないし、そうである者を排除し続けなければならないのである。そしてこれこそが、自分の本来の目的であって、保身であり、処施術となっているのである。

自分には、そうして生きて行く以外に、他に生きて行く方法が無くなっているのである。もはや、そのような能力も意志も喪失していて、そして自分の生き方全体がそうなっているのである。そうして生きて行く以外に、自分が生きて行く方法というのをを喪失しているのである。

こうした事情から、相似が相似として、相似ているもの同士が同じものとして通用してもいるし、また、そのように思えてもくるし、またそれで何ら差し障りなく、その機能と役割を全うし続けているのである。



戻る。                   続く。


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