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1、まぼろし。


現実の、すがたカタチは移ろいやすく、無限の変化を繰り返す幻のようなものである。だから、このような現実の世界に惑わされてはならないのである。

例えば、自分が何かに対して怒っているとしよう。しかし、この怒りというのは誤解ではないのだろうか。ホントは同情や憐れみの自己満足に過ぎないのではないか。しかしまたそれは、もしかすると仕方のないことであって、あきらめるしかないものかも知れない・・・。

そうしたことは、実際のところ本人どころか誰にも分からないことなのである。なぜなら、そうしたことは自分の立場や意思決定の方向によって、大きく変わるものだからである。それは自分の利害関係によって何もかも変るのであって、何もかもが自分の思う通りには行かないのである。そしてこの立場自体がマボロシのようなものだからである。

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