index< 日誌 <au錯覚 < 23b-03偏向3 「印象」p9

5、すがたの理由。


しかし、それがそのように見えるというのは、それが、それを見る者にとっての思考の形式なのである。このようにして、見える現実の世界の中から、ものごとののワケや理由といったものを見つけようとしているのである。

その方が理解もしやすく、納得もされやすいのである。このようにして、それを見る側にとっての都合といったものが大きく作用してくるのである。目に見えるカタチや模様のすがたの中に、その原理や理由といったものを見い出そうとしているのである。

そうするしかないのである。そして、この見えるというのが、自分と相手とのかかわり方のすべてであり、そしてこのかかわり方こそが、それぞれにとっての存在の理由になっているのである。

戻る。                続く。

index< 日誌 <au錯覚 < 23b-03偏向3 「印象」p9
2019-0101-0104