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そしてまた、そうした中途半端な表情というのは、いつの間にかスーッと消えている。つまり、どうでもよい、どちらかというと自己満足でしかない、そうした表情なのである。 怒りや憎しみと言っても、現実の相手が非常に非力で無能で不釣合いで、そんなどうにでもなる相手であれば、なんら脅威になり得ず、むしろ心地良いものですらあり得る。 こうした場合、唇(くちびる)は少し後ろへ引かれ、心持ち上唇が上がり、上の歯がほんの少し見える。そして、そうした表情がいつの間にかスーッと消えている。 |