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7、異質。


それは、自分たちが生きている社会の外の人間なのであって、秩序を破壊する恐れがある者と見なされる。こうした人間は、まわりの人間とは別の異質な原理に従って生きている。あるいは、現実の秩序や常識といったものを、絶対的で不変のものとは見ていない人間のことである。

だからまた、このような現実のシステムの中で生きている人間から見ると、それはカンベン出来ないし、油断の出来ない、許すことの出来ない人間のように思えてくるし、またそのように見えてもくるのである。自分がシステムの中に居る限り、それに気づくことが出来ないのである。

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2019-0511-0513