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5、滞留と放散。


また、それとは別に、肺自体の急激で瞬間的な収縮によっても顔面が赤くなる。つまり、息が詰まって息苦しくなったときが、そうである。あるいは、クシャミやセキの場合もそうである。あるいはまた、急に感情が激変する場合もそうである。

これは収縮した肺が、酸素を含んだ血液を大量に動脈へ送ると共に、肺への血液の流入を阻止したままで、肉体表面の毛細血管を弛緩させて、血液を滞留させるからである。この肺への血液の流入を阻むのは、感情の激変や、一時的なクシャミやセキの場合である。

そしてこの血液の滞留といったものが、顔面を赤くしているのである。毛細血管の周りに血液が滞留し、同時にその血液が行き場を失くして、溜まった血液が顔表面を赤く染めているのである。

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2019-0601-0609