index< 日誌 < ar象徴< 24a-86 「遠近感」p10 |
感覚自体が、実際の現実とは別の抽象化されサインと化した、特殊な感じ方の世界を作り出している。そして、なぜそうなったのかという、その原因が問題になっているのである。 それは結論から言うと、人間という身体的特徴とその生存の仕方、環境とのかかわり方が無意識の内に人間をして、このような感じ方へと導いてきたのである。 そしてこれが傾向であり方向性であり、人間が目指すところのものとなっているのである。そして、このような方向への指向性だけが、人間に与えられた可能性だったのである。要は、そうする以外になかったのである。 |