| index＜ 日誌 ＜ s設定 ＜ 20-16「指向性」p16- |
それは、内的な関連性であり、秩序であり、統一性であり、一つの全体なのである。それは、自分自身のなかの内的な世界、自分本来の最も原始的なすがたなのである。 自分で、自分自身のおぼろげな失われた記憶の世界を見ている。自分自身の内的な観念の世界を感じ取っている。感覚が、感覚だけで意識を無視して、無意識の世界で自分自身を見ている。そうしたことが、自分でもに感じられ迫ってきて、そして知られても来る。 あるいは、このような目的性、指向性なしに現実世界の理解も意識も不可能なのであり、意識そのものが成り立たないのである。動機やキッカケ、あるいは必要といったものが、自分の中になければならないのである。 |