ルネサンスへ<2013-0921-2 (  市)



夢〜A 透明な夢。





シートに座る女の、このシーン。
顔の表情、しぐさ、からだのポーズ……。
なんと可愛(かわい)く魅力的なことか。
年齢など全く関係がない。
そうした肉体の、目に見える部分を、
透過してしまっている。

そして、 見えてくるのは、
女の、限りない精神性である。
永遠で、無邪気でいたずらっぽく、
そして、優しく……。
そうした何もかもが、彼女の中からあふれて、
浸食してきて、周りのすべてを、
明るく照らしだしている。
ホント、ヤッパリ、限りなく美しく、そしてカワイイ。

このような笑顔というのは、熟年というか、
歳月が、彼女の心の中にもたらしたものだろう。
若い女(男もそうだ)には、
けっして見られない、それが魅力なのだ。
何か、そうした気品というか、
限りない深みのようなものがある。
非常に透明な、澄(す)んだ、
海の底を見ている思いだ。心が透明になって、
あふれて来たのかも知れない。

 戻る。                        続く。


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